動物福祉と動物愛護とは? ~日本でも注目されている動物への考え方~

2025年01月26日

動物福祉と動物愛護の違い

保護犬

動物福祉と動物愛護は似たような言葉ですが、実は意味が異なってきます。「動物福祉」とは、飼育環境、動物の状態など、生活の質がどうなっているかを客観的に評価するものです。一方で、「動物愛護」は「かわいい」「かわいそう」など人が動物に対してどう思うかを表したものです。

動物福祉とは具体的に?

保護犬

動物福祉には様々な評価の方法があり、主に以下のような点において評価を行います。
・栄養面が適切か
・飼育環境は整備されているか
・動物の状態は健康か
・異常行動はでていないか
・動物の精神状態は問題ないか
などの観点から動物の生活の質をチェックします。そしてこれらの項目を確認して、動物の生活の質をよりよいものにするために、科学的根拠に基づいた改善に取り組んでいきます。

動物福祉が重要な施設

保護犬

動物福祉という点を考えると、最近では動物園の飼育環境も注目されてきています。動物園には様々な動物がいるので、それぞれの動物が元々暮らしていた環境にできるだけ近い状況を作ってあげるのも非常に大切ですね。また、同様に牧場なども適切に飼養されているかもしっかり考えていかなければなりません。

海外における動物福祉

保護犬

特にドイツやアメリカなどは日本よりも動物福祉についての考え方は浸透しています。例えば、ドイツでは広い敷地に、犬や猫、ウサギ、ハムスターをはじめ、牛、馬までいるティアハイムがあり、大小含めてそういった施設がドイツだけでも数百か所あるようです。日本もだんだんと動物にとっても優しい国を目指していかなければならないですね。

 

動物愛護とは?

保護犬

動物の虐待や遺棄はニュースを見るだけでも非常に悲しいことです。そのような状況から動物を守るために、日本では「動物愛護法」が定められています。 内容としては、『動物は命あるもの』であることを理解し、人間と動物がともに生きていける社会を目指していくことが目的とされています。自分よりも弱い立場である犬や猫に優しく接することは、人と人との関係性にも影響すると思いますので、大人だけでなく、こどもたちにも動物福祉や動物愛護の考えはしっかり伝えていかなければならないですね。

 

NPO法人Link toでは、「一人一人が誰かのために、できることを始めてみる」を想いに、活動を行っています。これからも1頭でも多くの子が幸せになれるように活動して参ります。

 

終生預かりボランティアとは?

保護犬

終生預かりボランティアは、上記以外の方法でご支援いただける方法です。高齢であったり、病気を持っている保護犬をボランティアの皆様にワンコをお預けし、虹の橋を渡るまで共に暮らしていただく制度になります。

 

「保護犬を家族に迎えたいと思うけど、自分の年齢を考えると不安」

「何かあった時に犬をかえって不幸にしてしまうのではないか」

「病気の子をお迎えしてあげたいけど、医療費を考えると引き取ることは難しい」

 

そういった方にぜひこの制度を活用して、保護犬との生活を楽しんでいただきたいと思います。

 

里親募集中

NPO法人Link toでは、保護犬の新しい里親さんを募集しています。ぜひご興味ある方はご連絡ください。

里親募集中のワンコの一覧はこちらからご覧下さい。

 

インスタグラム

ボランティアスタッフ募集中

ペット飼育経験有無にかかわらず、お任せできることは沢山あります。
月に数回からでも何かお手伝いをしたい、保護犬たちのためにできることをしてあげたい。
そのような想いをお持ちの方は、ボランティアページよりお気軽にお問い合わせください。

 

ボランティアページはこちらからご覧いただけます。

預かり場所

老犬ホームスマイルフラワー

老犬ホームスマイルフラワー
〒266-0002 千葉県千葉市緑区平川町1349-11

 

アムール動物病院

アムール動物病院
〒297-0012 千葉県茂原市六ツ野3697−2

ご支援・ご寄付

ご支援・ご寄付はこちらから受け付けております。

https://linkto-or.com/donation/