2024年07月31日
避難の種類について
避難する際に、同行避難、同伴避難、分散避難など様々な避難方法が使われます。各自治体の防災ホームページにもこの用語が使われていますが、似ている言葉も多いので、1つずつご紹介していこうと思います
同行避難
ペットと一緒に安全な場所まで避難することです。これは、一緒に避難所で生活するという意味ではないので注意しましょう。同行避難を出来ない場合は、近隣で預かり先を探す、知り合いに預けるなども選択肢になりますので、事前にリストを作っておくことも欠かせません。同行避難する際は、クレートに入れて避難するようにしましょう。そのため、普段からクレートに慣れて置く環境もとても重要です。また、普段から備蓄品を準備しておけば、それをもって避難することができるので、普段からすぐに準備できるように備蓄しておきましょう。
同伴避難
ペットと一緒に避難所で生活することです。ただ、同伴避難の中にもいくつか種類があります。まず、同じ部屋(テントや段ボールなど)で生活できる室内同居、同じ施設内でも違う部屋で生活する室内別居、ペットだけ屋外で生活する屋外飼育、一緒に避難所で車中泊をする等様々な種類があります。これは、各自治体によって避難方法が分かれますので、心配な場合は事前に各自治体へ確認しておきましょう。
分散避難
大まかにいうと、避難所以外への避難です。もし、ペットと別々に被災してしまった場合、もしくは避難所へペットが入れない場合など、自宅が安全であればペットはひとまず自宅に残して、自分たちは避難所へ避難する、もしくはペットと一緒に車中避難やテント避難することなども分散避難に当てはまります。
在宅避難
これは、名前の通り、自宅が安全な場合に在宅で避難することです。各自治体の指示に従い、避難先を選択しましょう。
まとめ
このように、避難には様々な種類があります。ペットとの避難の流れとしては、
1)災害発生(自宅か外出時か)→
2)安全確認(帰宅できるかできないか)→
3)避難先の判断(どこが最も安全か)→
4)避難所へ→
5)避難所生活へ(施設内同居、施設内別居、敷地内同居など)
の順に進んでいきます。それぞれ迅速な判断を求められるために、事前に災害時のシュミレーションなどを行うことで、いざ災害が起こった時に適切な判断を下せることにつながります。NPO法人Link toでは、ペット防災イベントを通じて、様々な対策を啓蒙して参ります。ぜひイベントにご興味ある方がいらっしゃいましたらご相談下さい。私たちは、人とペットが一緒に暮らすことのできるより良い社会を目指して、これからも活動を広めて参ります。
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