2024年09月09日
ペットフレンドリーオフィスとは?
ペットフレンドリーオフィスとは、ペットと一緒に出勤して、ペットと一緒に過ごせるオフィスです。海外では、すでに取り組んでいる大企業も多く、人にも多くのメリットをもたらすと言われています。残念ながら、日本ではまだまだ導入されている企業は少ないですが、様々なメリットをもたらすことにより今後増えていく可能性は十分にあると感じています。
どんなメリットがある?
特に、ウェルビーイングという点においてペットフレンドリーオフィスは非常に役立つと考えています。様々なデータを見ていると、ストレスが溜まることによる作業効率の低下は30%、モチベーションが下がることによる生産性の低下は50%ともいうデータもあるようです。ストレスやモチベーションの低下は多くの場合、職場におけるコミュニケーション不足が問題になると感じています。ここ最近就職した若手は、コロナ感染症の影響もあり、人とのコミュニケーション経験がどうしても少ない環境で成長してきています。そういう人たちにとって少し気まずい時にペットがいると、緊張が和らぎ、本音で話しやすくなる、何か一緒にイベントを行うことでコミュニケーションをとりやすくなるなど、様々な効果を生み出すことができると感じています。このように、企業の社員のウェルビーイング向上には非常に役立つと考えています。
課題は?
ペットフレンドリーオフィスにはメリットもある一方で、導入するには課題もあります。まず、匂いやアレルギーの問題が挙げられます。すべての人が動物を大好きなわけではありませんので、動物が苦手な人にとっては動物の存在がストレスになる可能性があります。同様に、アレルギーを持っている方がいる場合には、空調やデスクの配置を考えることで事前に対応しておく必要があります。
つづいて、テナント問題が挙げられます。ペットがいることにより匂いや粗相、騒音問題など様々なリスクが考えられ、ペット可能なテナントは非常に少ないのが現状です。
最後に、ペットのストレスも考えなければなりません。オフィスの温度や床の材質は動物の詰めが引っ掛かりやす素材ではないかなど動物にストレスを与えない構造を考える必要があります。
まとめ
このように、ペットフレンドリーオフィスを導入することで、社員のウェルビーイングに貢献できる一方、導入するにあたって、人だけでなく、ペットに対しても様々な準備を並行して進めなければいけません。NPO法人Link toではペットフレンドリーオフィスをこれからもっと広めていけるように準備を進め、人とペットがより暮らしやすい良い社会へ貢献できるよう活動して参ります。
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