2025年03月09日
保護猫を迎える人は増えてきている
近年、保護猫を迎える人は増えてきています。一般社団法人ペットフード協会の調査でも犬よりも猫の方が保護猫を迎える方が増えてきているという統計がでています。保護猫にも飼育放棄や多頭飼育崩壊など様々な背景がありますが、それぞれの子に合わせてお迎えすることが大切です。
TNRとは?
TNRとは、Trap(捕獲)、Neuter(不妊・去勢)、Return(元の場所へ戻る)の略です。例えば、ある地域で過剰に繁殖してしまい、鳴き声や糞、臭いの問題など人の社会に様々な悪影響をもたらしてしまう。そして、飼い主さんもすぐに見つからない。そんな時にTNRを行うことでそれ以上の繁殖を防ぐとともに人と猫がより共生しやすい社会を目指すための活動です。
TNRを行った子と分かるために
同じ子を何度も捕獲して手術をしてしまったりしないように、「耳カット」を行うことがあります。よくあるケースとしては、雄には右耳、雌には左耳にV字カットをいれることです。これにより何度もTNRをしてしまうリスクを避けています。
TNRは日本だけの活動?
TNRは日本だけの活動だけでなく、海外でも行われています。ただ、地域猫への考え方も国によって違います。これは国の面積や猫の愛護に関する法律なども影響しているように感じます。アメリカでは、TNTA(Trap-Neuter-Tame-Adoption)、つまり捕獲→早期不妊去勢手術→慣らす→一般譲渡という流れもあるとのことで、こちらも日本でこれから広まっていく可能性もあります。
保護猫を減らすために
保護猫を迎える方は増えてきているものの、ゼロにするためにはまだまだ広い活動が必要になってきます。保護猫がうまれてしまう大きな理由の1つとして「思ったより攻撃的」「全然なつかない」などが挙げられます。これは、もしかしたら家の環境が猫にとって非常にストレスフルな環境であるかもしれませんし、そうであればしっかり飼育時に指導しておくことが欠かせません。犬と同様に猫も、飼育時にしっかり生態について理解しておくことが重要です。
NPO法人Link toでは?
当団体でも、保護猫活動をこれから行っていきます。日本にはまだまだたくさんの保護猫がいますので、譲渡を推進していくとともに、飼い主さんが飼育面でいつでも相談できるような体制も整え、人と猫が暮らしやすい環境をしっかり広めていきたいと思います。
NPO法人Link toでは、「一人一人が誰かのために、できることを始めてみる」を想いに、活動を行っています。これからも1頭でも多くの子が幸せになれるように活動して参ります。
終生預かりボランティアとは?
終生預かりボランティアは、上記以外の方法でご支援いただける方法です。高齢であったり、病気を持っている保護犬をボランティアの皆様にワンコをお預けし、虹の橋を渡るまで共に暮らしていただく制度になります。
「保護犬を家族に迎えたいと思うけど、自分の年齢を考えると不安」
「何かあった時に犬をかえって不幸にしてしまうのではないか」
「病気の子をお迎えしてあげたいけど、医療費を考えると引き取ることは難しい」
そういった方にぜひこの制度を活用して、保護犬との生活を楽しんでいただきたいと思います。
里親募集中
NPO法人Link toでは、保護犬の新しい里親さんを募集しています。ぜひご興味ある方はご連絡ください。
里親募集中のワンコの一覧はこちらからご覧下さい。
ボランティアスタッフ募集中
ペット飼育経験有無にかかわらず、お任せできることは沢山あります。
月に数回からでも何かお手伝いをしたい、保護犬たちのためにできることをしてあげたい。
そのような想いをお持ちの方は、ボランティアページよりお気軽にお問い合わせください。
ボランティアページはこちらからご覧いただけます。
預かり場所
老犬ホームスマイルフラワー
〒266-0002 千葉県千葉市緑区平川町1349-11
アムール動物病院
〒297-0012 千葉県茂原市六ツ野3697−2
ご支援・ご寄付
ご支援・ご寄付はこちらから受け付けております。
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