ペット防災 ~感染症対策~

2024年08月02日

感染症対策について

避難所における生活を送ることになった際、感染症対策は欠かすことができません。

普段から犬や猫には感染症対策として様々な予防接種や定期投薬等を行わなければなりませんが、集団生活や集団行動を行う際には特に重要になります。以下の感染症対策を普段から行うことで、災害時に備えておきましょう。

ノミマダニ予防

マダニ

ノミやマダニは日本全国にいる寄生虫です。寒いといなくなると言われていますが、近年では温暖化により冬でも見られるというお話もでてきています。特にノミは一度家の中で繁殖してしまうと冬になっても暖かい場所にいるので、しっかり予防する必要があります。また、集団生活において1匹に付いていたとしたらそれが他の子にもくっついて広がっていく可能性も否定できません。また、人に寄生すれば人も痒くなります。ノミマダニ対策は毎月の投薬でしっかり予防できます。家の中にずっといる子でも動物病院の推奨期間に沿って普段から対策する習慣をつけておきましょう。

フィラリア予防

蚊

フィラリアは蚊を媒介して体内に入る寄生虫です。心臓に寄生すると亡くなってしまうこともある恐ろしい病気です。ノミマダニと同様に家の中にいれば大丈夫ということではなく、家の中にも蚊が入ってくることはありますので、しっかり対策をしておくべき病気の1つです。集団生活においても、蚊が媒介して他の子に感染する可能性も否定できませんので、動物病院の推奨期間に沿って普段からしっかり対策をしておきましょう。

ワクチン接種

ワクチン接種

ワクチン接種には、狂犬病や様々な病気の予防に役立ちます。狂犬病はペットだけでなく人も亡くなってしまう恐ろしい病気です。また、その他のワクチン接種で予防する病気の中には、人にも被害を及ぼしてしまう可能性のある、致死率の高いウイルス伝染病も含まれています。狂犬病の予防は毎年1回の予防接種が義務付けられていますが、その他の予防接種時期についてはかかりつけの動物病院の指示に従い、摂取するようにしましょう。

まとめ

このように予防接種は動物のためだけでなく、人のためにも摂取する意味があります。特に避難所などにおける集団生活を行う場合は、ペットを飼っていない人もいるので、そういった方が不安にならないようにしっかり感染症対策を行っていることを証明できる必要があります。災害時に備えて、毎年どのような予防を行っているか、その子がどのような性格なのか記録を残しておくことも大事なことだと感じていますNPO法人Link toでは、ペット防災イベントを通じて、様々な対策を啓蒙して参ります。ぜひイベントにご興味ある方がいらっしゃいましたらご相談下さい。私たちは、人とペットが一緒に暮らすことのできるより良い社会を目指して、これからも活動を広めて参ります。

 

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